ゲストを会場に迎えることをブライダル業界では、「迎賓(げいひん)」と言います。
「大切なお客様をもてなす」というのが迎賓のもともとの意味ですが、披露宴での迎賓。
司会者はどのようなアナウンスでゲストをお迎えするべきでしょうか。
Contents
迎賓の流れ
- 「迎賓します!」という会場スタッフ(キャプテンやアシスタント)からの合図を受けて、披露宴会場の扉が開く。
- ゲストが披露宴会場に入ってくる。
- ゲストは席次表を見ながら、自分の席を探す。
- 全員が自分の席に着席して、新郎新婦の入場を待つ。
迎賓中の司会コメント
▼ 扉口が開き、ゲストが披露宴会場に入ってきたタイミング
みなさま、本日は、ご出席いただきまして、誠にありがとうございます。
お手元のお席次表をご覧いただき、ご自身のお席へとお進みくださいませ。
テーブルにはお名前札がございます。
ご自身のお名前をご確認いただき、お席におかけください。
迎賓して全員着席後の司会コメント
ここからは、会場の方針によっても変わってくる部分ですが、参考としてまとめておきます。
自己紹介を入れない場合のコメント
▼ 迎賓して、ゲスト全員が着席したタイミング
みなさま、本日はお忙しい中、ご出席いただきまして誠にありがとうございます。
おふたりのご入場まで、どうぞお席にてごゆっくりとお過ごしくださいませ。
自己紹介を入れる場合のコメント
(拍手をいただく場合)
▼ 迎賓して、ゲスト全員が着席したタイミング
みなさま、本日はお忙しい中、ご出席いただきまして誠にありがとうございます。
まもなく新郎新婦のおふたりをお迎えいたしますが、ただいまお支度中ですので、今しばらくお待ちくださいませ。
なお、本日の司会は、私、〇〇〇〇が担当いたします。
これよりのご披露宴が楽しいひと時となりますよう、スタッフ一同、心を込めて努めてまいりますので、本日はどうぞよろしくお願いいたします。(一礼)
▼ 拍手が起きた後
それでは、このあと、おふたりをお迎えいたしますまで、今しばらくお待ちくださいませ。
自己紹介を入れる場合のコメント
(拍手をいただかない場合)
▼ 迎賓して、ゲスト全員が着席したタイミング
みなさま、本日はお忙しい中、ご出席いただきまして誠にありがとうございます。
まもなく新郎新婦のおふたりをお迎えいたしますが、ただいまお支度中ですので、今しばらくお待ちくださいませ。
なお、本日の司会は、私、〇〇〇〇が担当いたします。
これよりのご披露宴が楽しいひと時となりますよう、スタッフ一同、心を込めて努めてまいりますので、みなさまのご協力もお願い申し上げます。
それでは、このあと、おふたりをお迎えいたしますまで、今しばらくお待ちくださいませ。
新郎新婦入場までに時間がある場合のコメント
- ウェルカムグッズ(ウェルカムボードやウェルカムスペース)の紹介
- おふたり手作りのものなどの紹介
- 装花や会場のテーマなどおふたりのこだわり紹介
- 会場の特徴・歴史
- お二人がこの会場を選ばれた理由
上記のようなコメントは、絶対に入れなければならない訳ではありませんが、時間に余裕があるときや、会場が静かで何かコメントを入れたいときに使えます。